ゴーストレストランで予想外の売上!地方都市での勝ち抜き戦略を完全公開

今回は、兵庫県で携帯ショップを経営しながら、店舗の裏側でゴーストレストランを運営されているオーナー様にお話を伺いました。運営が難しいとされる地方都市でもゴーストレストランを成功させた秘訣について、リアルな体験談をお聞きします。現在はUber Eatsで11時から22時半まで営業し、複数の業態を展開されています。
店舗業態 | 兵庫 |
エリア | 携帯ショップ・テイクアウト専門店 |
最高売上 | 約260,000円 (1ブランドで1ヶ月の売上) |
コロナ以前から注目していたゴーストレストランを導入した経緯
— ゴーストレストランを始めようと思ったきっかけを教えてください。
もともとコロナの以前から、XKitchenさんのゴーストレストランには注目していました。メニューや内容について興味を持っていたんです。
— 導入のタイミングはどのように判断されたのでしょうか?
ただ地方なので、ちょっとまだ早いかなと思っていました。やっぱり都心より2、3年遅れているイメージがすごく強くて、それでもあえて我慢したという印象ですね。
例えばですけど、タピオカティーを当店で提供しているんですね。都心では多分もう終わっているジャンルだと思うんですよ。
ところが当店ではベスト5の売上なんですよ。あまり身近にないということで浸透が今までなかった。だから逆に売れているのかなという考えで、加盟に至りました。
予想外のビビンバヒットで得た成功体験
— 意外にヒットした商品はありますか?
ビビンバですね。ビビンバって、そんな売れないだろうと思っていたんです。肉ベジとの親和性があるから、なんとなく導入したんですけど。
これが今、当店の中でナンバーワンです。なぜ売れるか分からないなというのが正直な感想ですが。やっぱり予想と実際の売上は違うものですね
— 売上UPのために独自で行っていることはありますか?
リスティング広告とプロモーションの運用ですかね。個人的にUberEatsなどのデリバリーはSEO対策に近しい対策が必要なのかなと考えていてどれだけ上位にいるかということがポイントだと思うんです。特に最初の初動が大事で初動で上位表示できるかどうかで売上が決まってくるのだろうなと考えています。
売上が芳しくなかったときは、1ヶ月の間リスティング広告を使用して知名度を上げることで注文を獲得するようにしています。1回でも注文してもらえればそのお客様のアプリには上位に表示されるようになるので、全体的に上位に上がる確率を上げることにも繋がります。
配達品質向上と地域の味覚に合わせた商品改良への取り組み
— 配達での品質管理について、どのような対策をされていますか?
例えば冷めていたという声があれば、ドライバーさんが来るまでの間は時間があるので、保温の仕方は工夫が必要でしたね。あと、ドライバーさんが適切な保温機能があるバッグを使っているかもチェックをしたりしています。盛り付けが乱雑という声も過去にありましたが、運ぶ際に乱雑になりすぎないような盛り付けを工夫しています。
— 地域の味覚への対応で苦労されたことはありますか?
ステーキソースでちょっと口コミをいただいてしまったんですが、味見したところ地域の味には合わないのかなと感じました。特にこの関西地域はおでんを生姜醤油で食べるんですよ。大手のローソンやセブンイレブンも、この地域だけは生姜醤油を出しているぐらい違うんです。そこでX Kitchenさんに許可をもらって味を変えさせていただきました。
X Kitchenの地域特性に応じた柔軟なサポート体制
— XKitchen加盟のメリットはなんですか?
いくつか他社のゴーストレストランを入れさせていただいているんですけど、メニューの質や開発については、他社と比較しても高いのかなと思います。冷凍とか市販であるものを抱き合わせて作るとか、フレッシュさにこだわっているとか、そういったところですね。
あと、地域性や独自性というのを相談の上でどんどん取り入れられる点はやはりいいですね。すべてX Kitchenさんのマニュアル通りにするんじゃなくて、地域に合わせて変えていくということもどんどんしていってもいいんじゃないかなと思います。