75歳経営者が語る!ゴーストレストランでコロナ後を乗り越えた成功体験談

今年75歳を迎える今回のオーナー様は、30歳でフランチャイズの洋菓子店とレストランを始めて以来、40数年にわたって飲食業界で活躍してきました。その間、居酒屋、鯛焼き屋、コロッケ屋など様々な業態にチャレンジしてきた経験豊富な経営者です。
しかし、コロナ禍による売上激減を機に、新たな挑戦としてゴーストレストランの導入を決意しました。75歳という年齢でありながら、デジタル化に果敢に取り組んだオーナー様の経験談を詳しくお聞きしました。
店舗業態 | 神奈川 |
エリア | 居酒屋 |
最高売上 | 約1,100,000円 (1ブランドで1ヶ月の売上) |
コロナ禍で売上5分の1に!75歳経営者がゴーストレストランを始めた理由
— コロナ禍での影響はどの程度でしたか?
コロナ禍で売上が5分の1に下がってしまい、回復の兆しが出始めた時も厳しい状況が続いていました。
そこで、この場所を使って何か従業員たちがちゃんと生活できるような方法はないかということでゴーストレストランの導入を検討し始めました。飲食店 + テイクアウトの形態を取り入れることで、新しい可能性を見出したかったんです。
設備投資への不安から導入決定まで – からあげ専門店との比較検討
— 最初はどのような業態を検討されていたのですか?
からあげの専門店で行列ができている店もありましたので、検討してみました。ただ、からあげ専門店は設備投資が結構かかることと、店舗の設備の条件もあり難しいことがわかりました。
— XKitchenを選んだ決め手は何でしたか?
現状の設備と今の従業員で取り入れることができると聞きました。設備投資もなく、加盟金・ロイヤリティを含めて失敗してもダメージが少ないということで、XKitchenさんにお願いしました。ずっとフランチャイズチェーンをやってきましたが、初期費用が安くできるというのは非常に魅力的でしたね。
40年の料理経験でも苦戦!デジタル機器操作が最大の難関だった
— 導入時に一番大変だったことは何でしたか?
料理の経験や店舗の運営については何十年とやってきているので、物を作ることに関しては心配はなかったんですが、デリバリーという業態でタブレットなど電子機器が入ってきて、それですべて注文処理をするあたりが一番大変でした。注文の処理の仕方を覚えたり、操作するのが一番大変で、最初は本当に苦労しました。
ですが、たまたまお店のお客様や、XKitchenの方など、そういった皆さんがいろいろとご指導いただいて、とりあえず操作もできるようになり、諸々のトラブルについてもなんとか対応できるようになりスムーズにオーダーを受けて料理を提供できるようになりました。
食材についてもある程度加工されていたり、準備されているので、瞬時に提供ができるので素晴らしいシステムだと思っています。
豚汁と麻辣湯がヒット商品に!XKitchenで見つけた安定経営の秘訣
— 売上UPのために独自で行なっていることはありますか?
デリバリーはUber Eatsのアプリによって注文が入ってきますが、どちらかというと他力本願になってしまうと思うんですね。なので、リピーターのお客様については自店で販売しているたい焼きやタコ焼きを提供しています。
— 特に売れているブランドはありますか?
最初に導入したFreshPokeWorksは定番で安定的に売れる商品ですね。冬に導入した豚汁が爆発的に売れまして、その後に導入した白虎麻辣湯も面白いくらいに売れましたね。この2つのブランドは夏になったら売上が落ちるんじゃないかと思っていたのですが、暑い日でも売れる日は売れるので驚きでした。
— 最後に今後の展望をお聞かせください。
XKitchenさんは若い会社ということもあって、どんどん進歩してきています。皆さん一生懸命対応していただいているので、80歳までは現役で居酒屋とデリバリーを頑張りたいと思っています。